146 名前:名無しさん@恐縮です [sage] :2012/04/26(木) 13:20:10.17 ID:rAtzKF+vi
古畑「あれ?中田選手、またミスしましたねぇ」
風間「周りが中田を理解してませんね」
古畑「周りが悪い?パスの方がズレてたように私は見えましたが」
風間「中田がパスを出した場所に走らないとダメなんです」
古畑「なぜ?なぜそこに人がいないのにパスを出すんですか?」
風間「そこに走って欲しいからです」
古畑「じゃあなぜ言葉で説明しないんですか?試合でやるより合理的だ」
風間「言葉で言うよりミスから選手は学習するものです」
古畑「なるほど。でもそれならミスをしない中田選手は学習できませんね」
風間「中田でもミスはしますよ」
古畑「たとえば?」
風間「......」
古畑「なぜ答えられないんです?」
風間「......」
古畑「そうです。中田選手のミスのほとんどがパスミスです。でもあなたはそうは言えない。なぜか?
   そう。パスミスを認めてしまうと、先程のあなたの意見に矛盾が生じてしまう。“ミスは周りのせい”」
風間「そりゃ...中田のパスミスの時もありますよ...」
古畑「その見極め方は?」
風間「......」
古畑「そうです。あなたの主観です。あなたがミスを周りのせいにすれば、世間は信用してしまいます。
   あなたは優秀な解説者です。中田選手はそんなあなたに目をつけた。あなた中田選手に金で雇われてますね?」
風間「......金に困っていたんです......」
古畑「お察しします」
風間「いつから私が嘘を付いていると気付いたんです?」
古畑「最初からです」
風間「まさか」
古畑「いいえ。あれは中田選手のミスです。絶対そうです。シュートもロクに正確に蹴れない選手が
   正確なパスは出せません。キラーパス?そんなのありません。あれはシュートミスです。
   シュートが反れて、たまたまパスが通っただけです。たまたまは中田のおかげ、ミスは周りのせい。
   それじゃあバレますよ」
風間「かなわないな。古畑さんには」
古畑「これからは真実を話しましょう」