70 名前:名無しさん@恐縮です [sage] :2011/11/30(水) 08:47:22.33 ID:twCLnNAN0
219 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2011/11/30(水) 01:47:33.99 ID:qFQk02nJ0

(写真:サントスFCの体育館で、フットサルをする下部組織の子どもたち。ここから、次々と才能が現れてくるのだ。)

 つまり――。
 才能ある若手選手をいきなりトップチームに上げても潰れる。まずは当たり負けしない身体作りをさせる。そして、細かい技術の修正を加えていく。
 若手を育成する上でもっとも大切なのは、プロフェッショナルな選手としての心構えを教えることだと呂比須は考えている。

「練習前に、目を瞑って今日はどんな課題を持って望むのか考えさせるんだ。何も考えずに練習しても意味はない。
例えば、今日のシュート練習では何に気をつけるのか考える。それを続けていけば、自然と充実した練習ができるようになる。
 集中すれば、試合と同じように練習ができるようになる。練習でできることが試合でできる。そういうことを若い時に教えることが大切なんですよ」

 若い選手は、起用にも気を配らなくてはならないという。
「チームが苦しい時に使わない方がいい。リスクが大きい。チームが上手く機能している時には、経験のない選手が1人ぐらい入っても問題はない。
そこでチームに馴染ませていくことが必要」
 呂比須は、特に若い選手の目線まで降りて、話し合うことを大切にしていた。こうした努力を積み重ねていけば、
メニーノス・ダ・ビーリャのように若くて能力のある選手が出てくるという手応えがある。

「そうして育った選手が活躍した時、もしかしてぼくはこのクラブにいないかもしれない。でも、ぼくの名前が出なくてもいいんですよ、いい選手が育ってくれれば」
 自己主張の強い人間が多いブラジルで呂比須の考えは異質だった。
「こんな顔をしていても、ぼくは日本人なんですよ」
 呂比須はにっこりと笑った。